歯学博士, 日本矯正歯科学会 認定医・専門医
Member of Edward H. Angle Society of Orthodontists (Southern California Component)
東京歯科大学講師(非常勤)、豊橋歯科衛生専門学校講師
1990年 東京歯科大学卒業
1995年 東京歯科大学大学院研究科修了(歯科矯正学専攻)
1995年 菅沼矯正歯科院長(愛知県豊橋市)
「歯科矯正用アンカースクリューを利用した開咬の治療」
The orthodontic treatment of open bite with screw type TAD’S.
歯科矯正用アンカースクリューの応用は矯正歯科治療に革新的な変化をもたらした。特にこれまでは外科的矯正歯科治療のみでしか対応が困難であった開咬症例においても、アンカースクリューを使用した大臼歯の圧下移動によるバーティカルコントロールを行うことにより、矯正歯科治療のみで治療が可能な症例も見受けられるようになった。
私はアンカースクリューを導入以来、開咬症例にも試行錯誤しながら応用してきた。アンカースクリューの埋入部位や利用方法においてメカニクス、フォースシステムやリアクションなど注意しながらできる限りシンプルな方法で応用をしている。今回は症例を交えて私見お話しさせていただきます。