CV

小川晴也
歯学博士, 日本矯正歯科学会(JOS)認定医・専門医
Menber of E.H.Angle Society of Orthodontist(Southwest Component)
1986年 大阪歯科大学卒業
1991年 大阪歯科大学大学院修了(歯科矯正学専攻)
1991年 広島県福山市元町に小川矯正歯科を開設
(近著抜粋)
・筒井照子,西林滋,小川晴也(共著):態癖—力のコントロール,東京,2010,クインテッセンス出版
・ 小川晴也,小川聖美:機能的下顎偏位を伴う症例の下顎位についての一考察, Orthodontic Waves-Japanese Edition 第72巻 第1号,35-59,2013.

Title of Talk

口蓋側壁に植立したアンカースクリューを固定源とした矯正臨床について
The orthodontic treatment using the anchor screws placed on the maxillary palatal wall.

Abstract

一般的に、上顎大臼部における口蓋側壁は、骨量が豊富でアンカースクリュー植立のために適した骨の固さが備わっている場合が多く、安全で確実な植立ができる部位としてよく知られている。そのため、当該部位は多岐にわたるフォースシステムの固定源として広く臨床応用されている。
そこで今回、当院において11年間に及び継続的に用いている大臼歯部口蓋側壁へアンカースクリューのフォースシステムと術後の長期経過を含めたその臨床例について供覧するとともに、その長所、短所についてまとめた私見を報告する。